街の灯 作詞作曲 ジンケ
思いがけずあの人に会ったよ
霧の深い夜 路地の街灯の下
僕は声をかけず遠くから見つめていた
誰かが来る事はすぐに解ったから
雨上がりの道は
キラキラと月明かり
覗きこんでみたら
身も心もゆらゆらと水溜り
僕の弾くギタ−が好きだと言ってくれた
僕は弾き続けた指が固まるまで
小さな炎があの人の顔を照らす
あんなに嫌ってた煙が青くゆれる
最終電車はもう
とおに乗れない時間
朝までやってる店は
ここらにあるだろうか
ある日突然
あの人から逃げ出した僕
あの人が抱えてた傷跡が
僕にはつらすぎて
やさしそうな人が
あの人の肩に手をかけ
霧の中へ消えた
靴の音だけが響く
僕の胸が熱くなる
しばらく立ち尽くしたまま
幸せになってほしいと
心の底から願うよ
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